【サンプルアプリ】 車載Ethernet 100Base-T1でデータを送受信

サンプルアプリを公開します。
2台のCANTOOL A1を使い車載Ethernet 100Base-T1でお互いにデータを送受信するスクリプトとなっています。
100Base-T1だけでなくCAN FDやGPIOなども併用可能です。

サンプルは以下よりダウンロードできます。
100Base-T1送受信.zip


SDKを利用した専用アプリケーション開発に興味がありましたらサポートいたしますのでお気軽に弊社にご相談ください。

●処理概要
----------------------------------------------------------------
・ホストスクリプト
 ・メイン処理
  ・IPアドレス、TI Master設定
  ・OSの受信バッファを拡大 (読みこぼし防止のため)
  ・受信スレッド、送信スレッドを起動
  ・スレッド終了待ち

 ・受信スレッド
  ・ゲストからの接続受付処理
  ・データ受信処理ループ
   ・データ受信

 ・送信スレッド
  ・ゲストからの接続受付処理
  ・データ送信処理ループ
   ・周期調整用スリープ
   ・送信データにカウントアップデータセット
   ・データ送信
---------------------------------------------------------------
・ゲストスクリプト
 ・メイン処理
  ・IPアドレス設定
  ・OSの受信バッファを拡大 (読みこぼし防止のため)
  ・受信スレッド、送信スレッド
  ・スレッド終了待ち

 ・受信スレッド
  ・ホストへ接続
  ・データ受信処理ループ
   ・データ受信
   ・受信情報保存

 ・送信スレッド
  ・ホストへ接続
  ・データ送信処理ループ
   ・ホストのデータが更新されている場合
    ・送信データにホストから受信したデータをセット
    ・データ送信
---------------------------------------------------------------

●使用API
 なし
 LinuxをPythonで制御して実現しています。

●使い方
・前準備
1.CANTOOL A1を2台用意し双方同様に準備を行います。
2.microSDカードをCANTOOL A1にのmicroSDスロットに挿入し、スクリプト実行環境を構築してください。
スクリプト実行環境の構築は、Script Manualを参照してください。


・サンプル
1.ダウンロードしたサンプルを任意の場所に展開してください。
2.CANTOOL PANELを起動し、「開く」でCANTOOL_Projectフォルダ内の「Project.ctprj」を選択してください。
3.「Setting」を開き右上の「本体に反映」ボタンを押してください。
4.CANTOOL A1の2台目をPCに接続し、手順3を行ってください。
5.CANTOOL A1同士を100Base-T1ケーブルで接続ししてください。
6.ホスト側CANTOOL A1のSW1を押してください。
 LED1が点滅します。
7.ゲスト側CANTOOL A1のSW3を押してください。
 LED3が点滅します。
8.それぞれのSWを押すとスクリプトが停止します。
9.CANTOOL_PANELの「Setting」>「スタンドアロン設定」>「ログ 本体ログ操作 取得」でPCにログを保存し動作を確認してください。

---------------------------------------------------------------
●製品紹介
「ECU開発支援ツール CANTOOL」に関する詳細は以下をご参照ください。
製品紹介ページ(リンク先:https://itec.hankyu-hanshin.co.jp/product/hardware/cantool/)

●注意事項
本サンプルアプリケーションはあくまでサンプルとして提供するもので、動作を保証するものではありません。
ソースコードやVisualStudio用のプロジェクトも同梱しております。
ご自由に改変してご利用ください。

前へ

CANTOOL A1バージョンアップソフトウェア(Ver01.05.00)提供のお知らせ

次へ

【サンプルスクリプト】 CAN Frameの途絶をスタンドアロンで検出