【サンプルスクリプト】 CAN Frameの途絶をスタンドアロンで検出
CANTOOL A1のスタンドアロン機能を利用したサンプルスクリプトを公開します。
ECU処理停止やリセットによるCAN Frameの途絶を検出し、本体LEDに表示します。
複数台のECU環境試験で、長期間PCを専有することが難しいと言うことはありませんでしょうか。
スタンドアロン機能を使えばPC無しで試験を実施することができます。
また、スクリプトで異常発生ログを残すことで手間なく試験結果を確認することができます。
サンプルは以下よりダウンロードできます。
CAN_FrameMonitoring.zip
スクリプトを利用した専用アプリケーション開発に興味がありましたらサポートいたしますのでお気軽に弊社にご相談ください。
●処理概要
・CAN IDからFrameID(CANTOOL A1内部管理ID)を取得
・FrameIDから対象のサイズを取得
・ループ処理
・現在時刻取得
・対象データ取得(受信時のタイムスタンプ取得)
・前回のタイムスタンプと今回のタイムスタンプを比較
・変化なし
・前回時刻と現在時刻を比較し一定時間以上経過していればLED点灯
・現在時刻を前回時刻にセット
・10msスリープ
●使用API
Scr_ConvertXID2FrameID()
Scr_GetFrameSize()
Scr_GetFrameData()
Scr_SetLED()
●使い方
・前準備
1.microSDカードをCANTOOL A1にのmicroSDスロットに挿入し、スクリプト実行環境を構築してください。
スクリプト実行環境の構築は、Script Manualを参照してください。
2.ダウンロードしたサンプルを任意の場所に展開してください。
3.CANTOOL PANELを起動し、「開く」でCANTOOL_Projectフォルダ内の「Project.ctprj」を選択してください。
4.「Setting」を開き右上の「本体に反映」ボタンを押下してください。
・使い方
1.CANTOOL A1のCAN0とCAN1を接続する。
2.CANTOOL A1に電源を投入する。
3.対象のCAN Frameを途絶させると本体のユーザーLEDが赤色に点灯します。
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●製品紹介
「ECU開発支援ツール CANTOOL」に関する詳細は以下をご参照ください。
製品紹介ページ(リンク先:https://itec.hankyu-hanshin.co.jp/product/hardware/cantool/)
●注意事項
本サンプルアプリケーションはあくまでサンプルとして提供するもので、動作を保証するものではありません。
ソースコードやVisualStudio用のプロジェクトも同梱しております。
ご自由に改変してご利用ください。